イタリアの老舗レザーブランド「ヴァレクストラ(VALEXTRA)」は2020-21年秋冬ミラノ・ファッション・ウイーク期間中に、ミラノブランドとのコラボレーションプロジェクト“エクストラ ミラノ(EXTRA MILANO)”を発表した。
ミラノを拠点にしながらも、国籍や年齢、ジェンダーの異なる「ラ・ダブルジェイ(LA DOUBLE J.)」「スンネイ(SUNNEI)」「プラン C(PLAN C)」「アーサー アルベッセ(ARTHUR ARBESSER)」「マッシモ アルバ(MASSIMO ALBA)」の5つのブランドとタッグを組んだ。5~7月、9~11月の6カ月の各月で6つの“エクストラ ミラノ”のコレクションが「ヴァレクストラ」店舗に登場し、各店舗につき各バッグ10個限定で販売する。
「ヴァレクストラ」のコレクションを含む6つのコレクションを、デザイナーのコメントとともに紹介する。
5月発売の「ラ・ダブルジェイ」
レトロでポップな
ビンテージプリントから着想
ミラノ在住のアメリカ人デザイナー、J.J マーティン(J.J Martin)による「ラ・ダブルジェイ」はビンテージプリントの洋服やホームコレクションに定評があるブランドだ。「ヴァレクストラ」のミニバッグ“トリックトラック(TRIC TRAC)”に、1970年代のビンテージプリントのドット模様を取り入れた。
デザイナーのJ.J マーティンは「『ラ・ダブルジェイ』の衣類やインテリア商品は歴史あるイタリアメーカーとの取り組みで作られている。老舗レザーブランドの『ヴァレクストラ』との協業ができると決まって、最高のバッグが作れる自信があったわ。今回は象徴的なビンテージ柄をプリントするのではなく、レザーをはめ込んだ象がんのテクニックで職人技の伝わる上品なバッグになった。今回のインスタレーションのために作ったガラスボールも、普段から私たちのグラスコレクションを作っているミラノのメーカーによるものなのよ」と語った。5月に発売する。
6月発売の「スンネイ」
5年目のコラボデビュー作は
ユニセックス
ロリス・メッシーナ(Loris Messina)とシモーネ・リッツォ(Simone Rizzo)のデュオによるイタリア発のファッションブランド「スンネイ(SUNNEI)」は、15年にスタートしたメンズウエアが主力のブランドだ。6月発売するコラボ商品は、「ヴァレクストラ」のハンドバッグ“パスパトート(PASSEPARTOUT)”の形を元にしたバッグ5型とウォレット1型をラインアップする。マトリョーシカのように全てのアイテムを重ねて収納したユニークな展示方法で発表した。
メッシーナは「実は僕たちは別のブランドとのコラボ経験がなく、今回がコラボデビュー作。他社とのコラボは“まずは自分たちのアイデンティティーを固めてから”と考えていて、最初がイタリアの老舗『ヴァレクストラ』と決まってとても光栄に思っている」と話した。リッツォは「『ヴァレクストラ』はトレンドを追っていなくて普遍的な価値観を持っている。他のブランドとは異なる時間軸のあるブランドだから、コラボをするべきだと思ったんだ。『スンネイ』はメンズウエアが主力なので、男性も持てるバッグが作りたかったから『ヴァレクストラ』の中でもジェンダーレスな“パスパトート”の形を選んだんだ」と教えてくれた。
7月発売の「ヴァレクストラ」
“エクストラ ミラノ”
コラボ商品ではない「ヴァレクストラ」20-21年秋冬の新作を“エクストラ ミラノ”として発表している。7月に発売する。ブランドのアイコンバッグの“イジィデ(ISIDE)”や“セリエ エス(SERIE S)”に、ミラノの建築の大理石の床やタイルからヒントを得た直線の象がんを施しているのがポイントだ。
サラ・フェレロ(Sara Ferrero)=ヴァレクストラ最高経営責任者は“エクストラ ミラノ”について、「今回のプロジェクトで集まったはデザイナーはミラノの業界仲間で、つながりのある友人たち。ミラノは小さい街だけど、多くの外国人がビジネスをスタートさせる国際的でクリエイティブな街で、その多様性を表現したいと思った。それぞれの強い世界観を『ヴァレクストラ』のクラフツマンシップで表現して、それぞれのパーソナリティーが伝わるコレクションが完成した。プロジェクト名のエクストラは“Extraoridinary”(卓越した、格別の意)という意味を込めているわ」と語った。
9月発売の「プラン C」
娘のイラストを使った
ショルダーバッグ
「プラン C」は「マルニ(MARNI)」の創業デザイナー、コンスエロ・カスティリオーニ(Consuelo Castiglioni)の娘で、デザイナーのカロリーナ・カスティリオーニ(Carolina Castiglioni)によるウィメンズブランド。「ヴァレクストラ」の“イジィデ クロスボディ”にカロリーナの娘のマルガリータちゃんが4歳の時に描いた友人のビアンカの絵を象がんで取り入れた。
カロリーナは「娘の描いた“ビアンカ”は『プランC』のDNA。“ビアンカ”を用いて、プレイフルで気軽なバッグを目指し、『ヴァレクストラ』による最高級のクオリティーで表現することができた。両手があくショルダーバッグを選んだのは母親ならではのアイデアね」と話した。
10月発売の「アーサー アルベッセ」
モザイクの象がんを施した
ハンドバッグ
「アーサー アルベッセ」はオーストリア・ウィーン出身のアーサー・アルベッセによるミラノを拠点にするウィメンズブランド。建築やコンテンポラリーアートをインスピレーション源にした色柄使いや異素材ミックスを得意とする。「ヴァレクストラ」のハンドバッグ“ブレラ(BRERA)”をもとにモザイクの象がんを施したデザインを発表した。
アーサーは「協業を決めたのは、『ヴァレクストラ』はずっと敬愛してきたブランドだったから。ミラノブランドならではのクオリティーの高さと上品な表現力を持っていて、ミラノの女性の優雅さを象徴していると思う。ミラノの女性たちの美しさをダイレクトに表現したいとデザインした」とコメントしている。
11月発売の「マッシモ アルバ」
遊び心溢れる
“コマ付き”ハンドバッグ
ラストを飾るのは、「マーロ(MALO)」や「アニオナ(AGNONA)」などさまざまなイタリアブランドでクリエイティブ・ディレクターを歴任し、20年以上のキャリアを持つマッシモ・アルバ。自身の名を冠した「マッシモ・アルバ」は06年にスタートさせた。「ヴァレクストラ」の“セリエ エス(SERIE S)”を、「マッシモ アルバ」のウールのコート生地を用いてアップデートさせた。
アルバは「ウール地で一見クラシックに見えるけれど、僕の遊び心をたっぷりと反映させている。おまけとして、おもちゃのコマのチャームと、その日の気分で付け替えてられる6つメッセージタグもセットになっている。バッグの内側をよく見るとスケートボードに乗った子どもや花の刺しゅうも入っている」と明かした。
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March 07, 2020 at 07:02AM
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「ヴァレクストラ」が“ミラノブランド”を集めたコラボプロジェクト 「プラン C」「スンネイ」など5組と協業 - WWD JAPAN.com
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