
サステナブルのデニムと聞いて、ちょっと疑問に感じた人もいるはず。なぜならデニムは、多くが化学肥料や農薬が使われたコットンを使用し、1枚につき1800ガロン(約6800リットル)という多大な水が使用されるなど、その制作法が決して環境に優しいとは言えないから。
とはいえ、デニムは私たちにとって必須のワードローブ。そこで今、新しい一品を加えたい人におすすめの選択肢のひとつがヴィンテージ。最近ではヴィンテージものに手を加えたデニムを発売するブランドも続々。ロンドンのウェアハウスにあるヴィンテージデニムを分解し、色やサイズを分別後、2トーンカラーにして手縫いをするのは「イーエルヴィー デニム」。創設者アナ・フォスターは「聞いたことないようなブランドだったり、変なフィット感だったり、ダメージがあったりするような誰も欲しがらない素材を使う」のがモットー。
ほかにも「リダン」、「ブリス アンド ミスチーフ」や、98%がリサイクルの「ディーエル1961」などのブランドも話題。これらの取り組みは、昨年「エレン・マッカーサー財団」が発表した、環境負荷を抑えるデニム製造のガイドラインに沿っており、代表のエレンは「サステナブルにするには、ブランドが工場やインフラに投資をしなくちゃだめ。ここ10年は持続性よりも手先の利益を求め、高値で売るブランドが多かった。私たちが5年、10年生き延びられるよう、デニムも次世代まで使える価値のあるものにしたい」と語っている。
そこで今回は、環境に配慮しながら、価値あるデニムを作っているブランドをピックアップ。今後のデニム探しの手がかりにして。
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「イーエルヴィー デニム(E.L.V. Denim)」
リワークデニムの販売だけでなく、スタジオで好きな1品をカスタマイズできるサービスも。現在は自粛中だけれど、このコロナウイルスは地球温暖化が関係あると言われていることから、フォスター氏は結果としていいチャンスになると自信満々。「経済の一時休止で、人々は小さなローカルなお店にも目を向けるはず。同時に、サプライチェーンも再評価され、変わっていくと思うわ」
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「ディーエル1961(DL1961)」
地球環境にローインパクトなセルロース素材に、オーガニックコットン、クリーンなインディゴ染料、使用水量の軽減、有害な副産物不使用とこだわり抜いている「ディーエル1961」。紡績から仕上げまで自社工場で一貫生産し、送料やパッケージ資材を抑えることで、二酸化炭素排出の削減も実践中。
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「アモ デニム(AMO Denim)」
アース月間だった4月、創業者のケリー・アーバンとミスティ・ゾラーズがゼロ・ウェイストのデニムコレクションを発表。残った切れ端や前シーズンで残ったデニムを分解し、再構築された期間限定コレクションは、ブラックデニム&インディゴのフレアジーンズや、ローヘム仕様のミニスカートなど約100種類。これをきっかけに、さまざまなブランドでも売れ残りを使ったリワークデザインが流行りそう。
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「エチカ(Ética)」
地球への配慮、きちっとした工業プロセス、社会への責任性で、唯一お墨付きをもらっているLA発ブランド「エチカ」。労働基準を上回り、有毒成分は不使用。さらに染料はブーゲンビリアや菊といった植物を使ったり、ナチュラルなインディゴを使用とこだわっている。
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「ブリス アンド ミスチーフ(Bliss and Mischief)」
ヴィンテージデニム×西洋のモチーフや大きなローズの刺しゅうでブレイクし、今ではTシャツ、ニットまで幅広く扱うように。2017年には、地元LAの倉庫で長い間眠っていたジーンズを使い、クラシックなフィット感が味わえるニューデニムを発表し話題に。
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「ボーイッシュ ジーンズ(Boyish Jeans)」
同じくLAを拠点とし、地球に優しいヴィンテージライクのデニムとして人気を集める「ボーイッシュ ジーンズ」。使用素材は有機認証を受けたヴィーガン素材とテンセル、植物ベース染料。さらには水量を削減し、デットストックの素材も組み合わせるなどアイデアも巧み。
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「リダン(Re/Done)」
ヴィンテージのメンズデニムを女性用にリメイクするというコンセプトで2014年にローンチ。今では新デニムやヴィンテージ風Tシャツ、ドレス、メンズラインまで揃う大人気ブランド。共同創業者ショーン・バロンは、カーボンフットプリントを懸念し、イタリアでのお仕立て以外、全て24キロ範囲以内のLAの工場で行うことを実現。
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「セザンヌ(Sézane)」
ヴィンテージ風デザインと良心的価格で愛されるパリ発ブランド。創立者のモルガン・セザロリーもサステナブルに目覚め、すべててのデニムはGOTS認証のオーガニックコットン100%、リサイクルの水を使用、ケミカル成分不使用といったエコフレンドリーな技術を採用。オリジナルデニムの補正効果もキープしつつ、125ドル〜という財布に優しい価格なのもうれしい。
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「シチズンズ・オブ・ヒューマニティ(Citizens of Humanity)」
その美シルエットや柔らかさから、ファッションエディターたちがこぞってラブコールを送る「シチズンズ・オブ・ヒューマニティ」。特にニューオーガニックコレクションは、100%のオーガニックコットン、水もエネルギーも削減したテクノロジーを使用しながら、フィット感が最高と大人気。
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「ギャップ(GAP)」
カジュアルスタイルにマストブランド「ギャップ」もサステナブルに特化したカプセルコレクション「ベターメイド」をスタート。使用するのはオーガニックコットンで、工場では水や化学薬品削減の染料、技術を実現。ブランド史上最もサステナブルなデニムは、まさに試す価値あり。
出典:US VOGUE
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May 27, 2020 at 08:03AM
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