
若手ファッションブランドのホープは?デビュー5年以内の若手ブランドをクリエイションや実績、コンセプトの観点からリストアップ。数あるデザイナーの中から今年特にブレイクスルーが期待できそうな国内および海外の新鋭10ブランドを紹介します。
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【1ページ】国内編
【2ページ】国外編
サトル ササキ(SATORU SASAKI)

フィービーの指揮下のセリーヌを経験
「サトル ササキ」は、「タロウホリウチ(TARO HORIUCHI)」に1年半在籍した後に渡欧し、「ジャンポールノット(JEANPAULKNOTT)」やフィービー・ファイロ(Phoebe Philo)指揮下の「セリーヌ(CELINE)」でデザインアシスタントインターンとして経験を積んだ佐々木悟が2020年春夏シーズンに立ち上げたブランド。「男性も憧れる女性を作る服」をコンセプトに掲げ、余計なものを削ぎ落としたエレガントなピースに、ドレープやシルエット、ディテールなどで一捻り加えた服を得意としています。セリーヌ時代には当時ショーコレクションを統括していたダニエル・リー(Daniel Lee)(現ボッテガ・ヴェネタのクリエイティブディレクター)の下で「"weird"(=不思議な、奇妙な)」な服作りを、タロウホリウチでは対極の要素を組み合わせるテクニックについて教えを受けました。デビューシーズンとなる2020年春夏コレクションでは、着るとねじれるようなドレープが生まれるワンピースや、バスローブをイメージした前合わせのボタンが無いトレンチコートなどを展開。東京のシスター(sister)や神戸のROOM211など4店舗で取り扱いが決定しており、認知が広がりそうです。
カードル(the CADRE)

着る人を引き立てる飽きの来ないデザイン
「カードル」を手掛ける櫻井綾は、2006年春夏コレクションから2017年春夏プレコレクションまで、複数のセレクトショップで販売されていたウィメンズブランド「アンソール(ENSORCIVET)」を手掛けていましたが、出産・育児を機にデザイナー活動を一時休止。2019-20年秋冬シーズンに新たに立ち上げたカードルはフランス語で「額縁」を意味し、「着る人を引き立てたい」という思いが込められています。裾を畳んでウエスト辺りでボタン留めすることで、ロング丈とショート丈の2wayで着用できるコートや、袖にあしらったジッパーを開閉してシルエットが変化するトップスなど、1着で表情を変えることができるアイテムをラインナップ。デビューシーズンから「エストネーション(ESTNATION)」などのセレクトショップで販売し、2020年春夏シーズンからはミッドウエスト(MIDWEST)でも取り扱いが決定しています。
ソウビ バイ タカシテシマ(SOUBI BY TAKASHI TESHIMA)

プロダクトデザイナーが作るワークウェア
「ソウビ バイ タカシテシマ」のデザイナー手嶋隆史は、プロダクトデザイン活動と並行してここのがっこうで約3年間ファッションデザインを学び、2019-20年秋冬シーズンにブランドをスタート。プロダクトデザインの実用性や機能性を追求するデザイン思考を取り入れたコレクションを発表しており、防護服や作業服といったワークウェアの雰囲気とディテールを、藍染めや草木染めなど自然由来の製法や素材を取り入れた服に落とし込んでいます。デビューシーズンはタイベック素材、ナイロン素材、ラミネート加工を駆使したハードな服が揃いましたが、今後はTシャツなどベーシックなアイテムも製作を予定。アウトドア好きなファッションフリークから支持を集めそうなブランドです。
ユウショウ コバヤシ(Yusho Kobayashi)

セントマ出身、ポップアップは毎回盛況のブランド
ユウショウ コバヤシのデザイナー小林裕翔は、セントラル・セント・マーチンズ (Central Saint Martins)の卒業コレクションを日本でインスタレーション形式で発表。その後帰国して2020年春夏シーズンに本格デビューしました。ピナ・バウシュ(Pina Bausch)やアンリ・マティス(Henri Matisse)といった様々な芸術家たちに影響を受けながら、日々の生活にインスパイアされたテキスタイルをデザインし、パッチワークやハンドメイドのニットなどを発表してます。「ウォール(WALL)」原宿店や大阪店で開催したポップアップでは、ハンドメイドの帽子やバッグが特に好評を集めました。現在の体制では大量生産は難しいとのことですが、ポップアップを中心に販売の機会を増やしていく予定だそうです。
シーバ(Sheba)

ディガウェル出身デザイナーが作る"日常で幸福感を感じられる"服
「シーバ」は「ディガウェル(DIGAWEL)」出身のデザイナー柴崎博和が2019年秋冬シーズンに創設。ブランドのコンセプトは日常の幸福感を意味する「Ordinary Pleasure」で、柴崎自身が着て便利だと感じたディテールを落とし込んだアイテムを手掛けています。フード部分のボタンを閉めてハイネック風に着られるパーカや、ダブルフェイスのウール地を使った軽量なラップコート、家庭で水洗いができ、経年変化が楽しめるピーチスキンを採用したフィールドジャケットなど、程よく癖を落とし込んだアイテムが特徴。現在は都内に加えて大阪や京都、石川、熊本など全国各地のセレクトショップ10店舗で卸販売しており、着実に販路を広げています。
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