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ラグジュアリーブランドにおいてクリエイティブディレクターの任期は5年が限界説 - HYPEBEAST

1017 ALYX 9SM(テンセブンティーン アリクス ナインエスエム)〉を率いるMatthew M. Williams(マシュー・ウィリアムズ)の〈Givenchy(ジバンシィ)〉クリエイティブディレクター就任は記憶に新しいだろう。ビジネスメディア『Quartz』が発表した投資会社「Bernstein(バーンスタイン)」の新たな調査結果によると、ラグジュアリーブランドにおいて、クリエイティブディレクターが企業に残せる功績は、長くても5年が限界であるという。

調査には、直近の業界の動向が反映されている。〈CALVIN KLEIN(カルバン クライン)〉のチーフクリエイティブオフィサーから〈Prada(プラダ)〉の共同クリエティブディレクターへの就任したRaf Simons(ラフ・シモンズ)、〈Givenchy(ジバンシィ)〉のアーティスティックディレクターを退任したClare Waight Keller(クレア・ワイト・ケラー)、〈DIOR(ディオール)〉のメンズアーティスティックディレクターに就任したKim Jones (キム・ジョーンズ)を事例に挙げて「Bernstein」は、企業の収益性、株価、企業価値を分析。それらを元にクリエイティブディレクターのパフォーマンスの評価を行った。同社は、どんな著名なクリエイティブディレクターであっても任期5年を過ぎると、企業全体の利益が減少傾向にあることを明かした。〈Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)〉〈DIOR〉など数多くのラグジュアリーブランドを擁するファッション業界最大手企業「LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)」や〈Gucci(グッチ)〉〈Saint Laurent(サンローラン)〉〈Balenciaga(バレンシアガ)〉などを擁する世界有数のラグジュアリー・グループ「Kering(ケリング)」が、短期間でクリエイティブディレクターを交代させるのはそのような背景があるからだろう。また、最高経営責任者の任期が長期間であるほど、企業の収益は増加傾向にあるそうだ。

だが、この調査は現代のクリエイティブディレクター18人のみに着目しており、クリエイティブディレクターと企業の収入源の相関関係を念頭には置いてない。その点では、精密さには欠ける部分があるといえるだろう。例えば、〈Hermès(エルメス)〉や〈CHANEL(シャネル)〉などは、アクセサリー、バッグ、フレグランス、シューズを主な収入源としており、クリエイティブディレクターが誰であろうとあまり関係がないといえる。また、新しいクリエイティブディレクターやラグジュアリーブランドより小規模なブランドは調査対象には入っていないため、全てのブランドにこの論理が当てはまるかは定かではない。

とはいえ、コロナ渦の影響により、売上が伸びていない〈Gucci〉のクリエイティブディレクターを務めるAlessandro Michele(アレッサンドロ・ミケーレ)は任期5年目に突入しつつあるので、調査結果を踏まえた上、今後の動向を追っていくことにしよう。

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June 25, 2020 at 06:24AM
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