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【エルメスの名作】半袖スウェット。買うならブランドを象徴するオレンジを!(FORZA STYLE) - Yahoo!ニュース

昨今の気候変動で着られる時期は短いけど、ずっと好きなんです!

さて、173回目は 「エルメス」のハーフスリーブ スウェット。「jogging bicolore(ジョギング ビコロール)」というネーミングで、パーカやクルーネック、パンツやショーパンなどトレーニング用のアイテムが、継続で展開されているシリーズのひとつです。

アイテムの特徴は、ビコロールという名前通り、2色の配色。英語で言うなら「バイカラー(bicolor)ってことで、肩部分がストレッチの効いたエラスティンを混紡させた色違いのナイロンに切り替えられています。 ボディはコットン100%なんですが、肩が異素材切り替えなので、他メーカーが展開している半袖スウェットとは一線を画していますし…

こちらも 他で紹介しているアイテム同様、袖の部分が「よく見ると H」になっているんですね。モチのロン、呑み屋のネタとして最&高! 肩の切り替えとか、袖のパターンを考えると 地味に手間が多そう…。さらに、生地のクオリティもエルメスですから抜群に素晴らしく、価格も かなぁ~りお高いんですが、リリースされた当時からどうにも気になる。

襟には、通称「前V」と呼ばれる、汗止めのために取り付けられたV字状のガゼットを模したステッチが配され、ヴィンテージスウェットを理解した上で制作しているし、リブのテンションも程よい。 ネイビーやカーキ、ホワイトといった汎用性の高そうなカラーも充実していたんですが、「エルメスで買うなら やっぱオレンジでしょ」って。ロングスリーブだとパンチありすぎな気もするけど、半袖ならアリ! それに 暖かくなりはじめの春先から 陽射しが強くなってくる初夏くらいなら、このくらいのカラーの方が映えますしね。 というわけで、今回もめでたく清水ダイブをキメてしまいました。 ちなみに、なんでエルメス=オレンジとなったかってご存知ですか? まぁ ショッピングバッグやボックスがオレンジだからですけど、これには歴史がありまして。第二次世界大戦前までは薄いベージュを使っていたんです。ところが物資不足でその紙が使えなくなって、残っていた強烈なオレンジを使わざるを得なかったからなんです。 これを決めたのが、創業者ティエリー・エルメスの四女の婿ジャン・ルネ・ゲランで、目の覚めるような色の印象が忘れられなかったためにオレンジを選んだそうですが、もし違う色を選んでいたら……と、思うと面白いですよね。 さて、話をクルリンパと戻しまして、最近はうららかな春や 心地好い秋涼がなくなってしまって、半袖スウェットが活躍する季節がだいぶ短くなってしまった観がありますが、それでも好きなんです。 Tシャツ1枚よりは 若干キチンとしてる感ありますし、下にポロシャツなんか着て襟を出せば ちょっとお坊ちゃん感すら漂いますから。 それでじつは、手に入れてみたら、同色オレンジのショートパンツもセットで欲しくなってるんですが…、上下で合わせるとファインディング・ニモ、もしくはティモンディ 高岸宏行さんみたいになっちゃうので、ココロの急ブレーキを全力で踏んでるところです。     Photo:Shimpei Suzuki Text:Ryutaro Yanaka

谷中 龍太郎

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July 25, 2020 at 05:00PM
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